MITSUBOSHI Salone

2017.03.16
MITSUBOSHI
Salone 3rd
Guest
輪島キリモト 桐本泰一氏

佐川ヒューモニー株式会社が2016年12月1日にサービスを開始した高級電報ギフトの「みつぼし」は2017年3月16日(木)、 東京・代官山TANOHA DAIKANYAMAにて「MITSUBOSHI Salone 3rd」を開催しました。

第3回のゲストは輪島漆器「輪島キリモト」の桐本泰一氏。
石川県輪島市で漆器から木地にいたるまで150年以上モノづくりに関わっている「輪島キリモト」の桐本泰一氏に、輪島という土地、輪島漆器の伝統と文化について、そして「輪島キリモト」の技術、特長などについて語っていただきました。
漆の持つさまざまな可能性へ挑戦し続けている桐本氏のモノづくりに対する想い、情熱がお客様ひとりひとりの心に深く刻まれ、非常に温かい雰囲気の交流会となりました。

土台となる木地や仕上げの漆はもちろんのこと、漆とかけあわせて使用する珪藻土、麻布、和紙なども良質な素材にこだわる「輪島キリモト」の漆器。
日本の誇るべき文化である漆を、ふだんの暮らしの中で1人でも多くの人に気持ちよく使ってもらいたいと願う桐本氏の熱意が伝わったことは、この日予想外に早く始まったお客様からの質疑応答にも現れていました。

日本全国漆の産地が数ある中で、輪島漆器ならではのふっくらとした質感と艶やかな表情が美しい本堅地仕上げ。
金属のスプーンなどを使っても傷がつきにくく、マットな質感が特徴の蒔地仕上げなど、実際の「輪島キリモト」の漆器を使っての食事会も好評でした。

毎日使うこと、毎日洗うこと、日常使いすることが漆に必要な水分を補給してあげることになり、何よりのメンテナンスになるそうです。
長年使って傷がついたり欠けてしまった場合でも、木地に丁寧な下地が施された漆器であれば修理も可能です。
高価なものではあるけれど、輪島漆器は私たちの暮らしや気持ちを豊かにしてくれる一生使える日用品なのです。